4月22日、23日 行政視察

総務文教常任委員会行政視察
4月22日 愛知県豊橋市
視察①防災行政について
(豊橋ドローン飛行隊の活動状況及び、AIリアルタイム防災・危機管理サービスの活用状況など)
4月23日 愛知県豊田市
視察②教育分野におけるICT活用(AI型教材の活用など)
私の所感(議会事務局へ提出済)
1.このたびの豊橋市役所防災危機管理課への行政視察では、防災DXを活用した先進的な災害対応体制を学ぶ貴重な機会となった。豊橋市は「TRANS MOD」や「Hazardon」、「Spectee」といった複数のICTツールを連携させることで、災害時の情報収集と配信を効率化し、実際に職員数や対応時間の削減など具体的な成果を上げていた点が非常に印象的だった。
特に注目すべきは、平時からツールを活用して習熟を促し、災害時に即応できる体制が整えられていたことである。また、高齢者や通信障害への対応も意識されており、単なるDX導入にとどまらない「住民に寄り添った防災」の姿勢を感じた。
横手市としても、今後の気候変動や災害リスクに備えるうえで、属人化しない情報伝達体制の構築と、住民目線のDX導入の重要性を改めて認識した。段階的なシステム導入や研修を通じ、我が市でも持続可能かつ実効性のある防災DXを目指していきたい。
2.豊田市教育委員会における教育ICT活用の取り組みを視察し、特に印象的だったのは、AI型教材「Qubena」などの導入により、個別最適な学びと協働的な学びをバランスよく実現しようとしている点である。授業準備時間の削減や、教員の負担軽減につながる工夫が随所に見られ、教職員の働き方改革という観点でも大きな示唆を得ることができた。
横手市においても、ICT環境の整備は着実に進んでおり、全国学力テストでも良好な成果を上げている。
一方で、教職員の業務負担軽減や、より効果的・効率的な授業運営のあり方については、引き続き改善の余地がある。今回の視察を通じて、既存の教育実践にICTをどう融合させていくかを再考し、教育の質と教職員の働きやすさの両立を目指すヒントを得たと感じている。
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